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~第8章~ ハンコの印材(材質)

■印材とは 印材とは、ハンコを彫る為の素材のことです。ハンコの価格に1番影響を与えます。 扱っている印材はハンコ屋さんによって多少変わってくるので、今回は定番の印材のみ ご紹介したいと思います。

■定番の印材 ― 象牙 ― 高級感があり、耐久性に優れ、朱肉の 付きやすさと離れやすさのバランスも非常 に良く、綺麗な印影を残す事ができるので 「ハンコの王様」と呼ばれています。 ワシントン条約以降は輸出入が禁止され ている為、希少性が高くなり、お値段が 張ります。

お手入れ方法 白水牛・黒水牛よりも乾燥等によるひび割れに強く、虫食いの心配もありません。 汚れや埃は、水で洗った後乾いた布で水分をふき取り、直射日光を避けて日陰で 干すとキレイに取れます。艶を失っている場合は、柔らかい歯ブラシや布などに、 少量のコンパウンド(粉末状の研磨剤)や歯磨き粉をつけて磨くと輝きを取り戻す事が できます。

― 白水牛(オランダ水牛) ― 象牙に次ぐ耐久性と押印性をもって います。天然ものなので、模様の入り方や 色合いが異なり、ひとつとして同じものが 無いのが特徴です。模様のない「純白」 の方が希少なので、模様があるものよりも お値段が高くなります。

― 黒水牛 ― 耐久性や押印性は白水牛と変わりま せん。朱肉をつけた時の、黒と赤のコント ラストが美しく、男女問わず人気があり ます。 耐久性と値段で考えると、最も コストパフォーマンスが良い材質といえ そうです。

お手入れ方法 水牛は乾燥にとてもデリケートな印材のため、太陽光や照明の下に長期間放置すると 乾燥してヒビが入ってしまう事があります。また、虫食いによる被害がごくまれにあるので、 使ったあとは必ず、印鑑ケースに入れて冷暗所で大切に保管して下さい。エアコンや 冬期の乾燥には特に注意して、1年に1度くらいのペースで印面以外の部分にオリーブ […]

~第1章~ 実印とは?

■実印とは? 実印とは、印鑑登録されたハンコの事で、登録できるハンコは 1人1個だけです。 家族の誰かが持っていたとしても、それはその人の実印であって 自分の実印ではないので、いずれ必要となる物ですし、20歳に なった時や就職した時などに責任を持てる大人の印として 自分だけのハンコを買って実印をつくると良いかもしれませんね。

■印鑑登録・印鑑登録証明書とは? 印鑑登録とは、住民登録されている市区町村の役場に自分だけの ハンコを登録し、印影により個人や法人の証明することで、 印鑑登録証明書(印鑑証明)とは、車や家の購入、遺産相続といった 重要な契約時に必要となるもので、契約書にハンコを押した際に、 このハンコが間違いなく本人の物であるという事を証明してくれる 書類のことです。

■実印にオススメの書体 実印は非常に重要なハンコなので、偽造されにくい印相体か篆書体が オススメです。

■印面に彫る文字について 印鑑登録するハンコは、氏名が両方入ったものが個人的には 良いと思いますが、姓のみや名のみのハンコ、そして姓名の一部を 組み合わせたハンコでも登録する事ができます。 独身女性の方は、将来結婚して姓が変わる事を考慮して名のみで 登録される方が多いようです。

基本的には戸籍に記載された通りの文字(住民票の表記と同じ名前)を 使用しなければならないので、戸籍上と違う文字を使用していると登録できない のですが、役所の担当者の方によっては違う文字を使用していても登録できたり するようです。その場合は、戸籍と文字が違ったとしてもその実印としての効力は 有効ですので心配はいりません。

■実印にオススメのサイズ

■最後に 実印は、どんどん買い換えていくような物ではなく、紛失や盗難などが 無い限り1つのハンコを大切に使っていくものなので、長く使える材質の ものがいいですよね。

実印に1番オススメの材質は、やっぱり「象牙」です! 象牙は象の「キバ」の部分を使用しているのですが、高級感があり、 耐久性にも優れ、朱肉の付きやすさと離れやすさのバランスも非常に良く、 綺麗な印影を残す事ができます。まさに「ハンコの王様」ですね。

2番目にオススメの材質は、「牛角(オランダ水牛)」です。 象牙より若干耐久性が低いですが、象牙には無い表情の豊かさをもっており、 天然物ですので似たような柄はあっても同じ柄がないというのが魅力的です。 ——————————————————————————- ●耐久性 象牙>オランダ水牛>黒水牛>拓>アクリル等 ——————————————————————————-

★画像をクリックすると、ハンコパークスの実印画面に飛びます★

「一生もの」と思うとどれにしようか非常に悩むと思いますが、あなたに合った、 あなたが一番良いと思った材質を選んで下さいね。

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