■会社銀行印とは? 銀行印とは、会社が預金の支払いや手形・小切手に押印する為に銀行に届ける ハンコのことで、会社のお金を動かす時に使用するので、会社実印と同様にとても 重要なハンコになります。 会社銀行印は、二重丸の外枠に社名が入り、内枠に「代表取締役印」か「銀行之印」 と入れるというのが一般的で、会社実印よりひとまわり小さいサイズ(16.5mm)を選ばれる ことが多いです。
■銀行印を紛失してしまった場合 会社銀行印を紛失又は盗まれた事に気がついたら、すぐに以下のような対応をして下さい。
1.会社銀行印を登録した銀行に紛失届をだし、紛失したハンコで銀行取引などが出来ない ようにし、使われた形跡があった場合にはすぐに連絡してもらうようにします。
2.新しく会社銀行印として登録するハンコで改印届を提出して、紛失したハンコの 効力を完全に失わせます。
3.会社印が悪用された場合に備えて、所轄の警察署に紛失届・盗難届を出して 紛失届出証明書・盗難届出証明書を入手しておきます。
■寸胴(ずんどう)タイプと天丸(てんまる)タイプについて
<寸胴タイプ> 寸胴タイプのハンコには天地を示すアタリがない為、捺印のたびに印面を見ながら 上下を確認する必要があります。面倒くさいと思われるかもしれませんが、重要な 契約書類などに押印をする際に、その確認する「間」が出来る事で、より慎重に 押印することが出来るという利点があります。 「自分の分身であるハンコに傷をつけない」という意味から、アタリ(しるしや溝)は 一般的につけない事になっています。
<天丸タイプ> 天丸タイプのハンコには天地を示すアタリがあり、押印時に迷うことなく押す事が できます。キャップ(サヤ)がついているため寸胴タイプよりやや値段が高くなりますが、 印面が保護されて傷がつきにくいという利点があります。また、手に馴染みやすい 瓢箪型をしているので、個人印とも区別がしやすく、会社実印や会社銀行印用の 定番として好まれています。
■最後に 会社銀行印は、会社のお金を直接動かす事ができるハンコなので、使いようによっては 会社実印よりも重要なハンコになります。銀行に出向いて押印することもあるので、会社の ハンコの中では、一番社外に持ち出す機会が多く、紛失してしまう確立が高いので、社外に もって出る時は、会社にとって重要なハンコを持っているという事を意識して、紛失や盗難に あわないように特に気をつけるようにしてくださいね。
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