■会社実印とは?
会社実印は、会社印、代表者印、代表取締役印など様々な呼び方がありますが、
会社や法人の設立登記時に印鑑届書に押印して法務局に届け出たハンコのことです。
■実印として登録するには?
実印として登録するには、印影の一辺の長さが1センチを超え、3センチ以内の
正方形に収まるものでないといけないという決まりがあります。ただし、文字に関しては
特に何も決まっていないので、あまりする人はいませんが、全く関係ない文字で登録
する事も可能です。 また、会社実印は、代表取締役が複数なら、その人数だけ
登録することができます。
会社実印は二重丸の外枠に会社名、内枠には、株式会社の場合は「代表取締役印」、
合同会社や任意団体などの場合は「代表者印」と入れられるのが一般的で、サイズは
16.5mmか18.0mmを使われる事が多いです。
■会社実印を紛失してしまった場合
会社実印を紛失又は盗まれた事に気がついたら、すぐに以下のような対応をして下さい。
1.会社実印を登録した法務局に紛失したことを届け出て、紛失したハンコの印鑑証明が
交付出来ないようにします。
2.新しく会社実印として登録するハンコで改印届を提出して、紛失したハンコの効力を
完全に失わせます。
3.会社印が悪用された場合に備えて、所轄の警察署に紛失届・盗難届を出して
紛失届出証明書・盗難届出証明書を入手しておきます。
4.関係先、取引先に改印したことを伝え、会社名義の注文書や領収書などを偽造
されるのを防ぎます。
■最後に
会社実印は、各種登記申請書、官公庁への届出、重要な契約の時などに、
「間違いなくその会社によって契約が結ばれたこと」を証明する為に捺印するものであり、
法務局で交付される印鑑証明もともに添付すれば、会社の代表者が取引を行ったという
重要な証拠になります。会社で使用するハンコの中で最も重要なハンコなので、しっかり
管理するようにしてください。
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