ハンコパークスの主力商品「大判ゴム印シート」は、1枚のゴムの板に何十個ものデザインをまとめて製版してお届けする商品です。届いたシートはお客様ご自身で切り分けて、台木に貼って使っていただきます。
商品ページには「切って、貼るだけ」と書いていますが、実際に手を動かしてみると「どこで切ればいいのか」「どうやったらまっすぐ貼れるのか」で手が止まることがあります。今回は、シートが届いてから実際に押せるようになるまでの手順を、写真を交えてご説明します。
届くのは、製版済みの1枚のゴム板です
大判ゴム印シートのサイズは、S(97×66mm)・M(132×97mm)・L(197×132mm)・LL(270×190mm)の4種類。下の写真はA4サイズと並べた実物で、この1枚に数百個のデザインが入っています。裏面には標準で両面テープを貼った状態で発送しますので、剥離紙をはがせばそのまま貼れます。
ステップ1:切り分ける
ハサミでも、カッターでも切れます
ゴムシートには厚みがありますが、よく切れる文具用のハサミで問題なく切れます。四角い柄をまっすぐ切り出したいときは、カッターと金属定規を使ったほうが断面がきれいにそろいます。丸い柄や小さな柄をたくさん切り離すときは、ハサミのほうが手早く進みます。作業量に応じて使い分けてください。
切るときに気をつけたい3つのこと
1つめは、柄と柄のあいだの余白です。版下データを作るときに柄の間隔を3mm以上あけていただくようお願いしているのは、この切り分けのためです。詰めすぎると刃を入れる場所がなくなり、隣の柄を傷つけてしまいます。
2つめは、刃を垂直に入れることです。斜めに切ると断面が台形になり、台木に貼ったときに傾きます。押したときの当たりが片側だけ強くなり、印影のかすれにつながります。ゴム面を上にして、真上から見下ろしながら切ってください。
3つめは、デザインのきわで切らないことです。文字や線のぎりぎりを切ると、押すときに指がゴム面に触れてしまいますし、インクをつけたときに縁が汚れます。柄のまわりに1〜2mmほど残しておくと扱いやすくなります。
ステップ2:台木に貼る
切り分けたゴムは、裏面にすでに両面テープが貼ってあります。別途テープや接着剤をご用意いただく必要はありません。
貼る前に、台木の接着面を拭いてください。ホコリや手の脂が残っていると、あとから浮いてきます。乾いた布でひと拭きするだけでも接着力が変わります。木の台木は表面がざらついていることがあるので、細かい紙やすりで軽くならしてから拭くと、より安定します。
位置合わせは、剥離紙を全部はがす前に。端を少しだけはがして仮止めし、上から見て傾いていないか確認してから、残りをはがして貼りつけます。いきなり全面をはがすと、一度ついたゴムは動かせません。貼ったあとは10秒ほど、体重をかけるくらいの力でしっかり圧着してください。
台木は、実は何でもかまいません
台木は木片でも、ボトルのフタでも、引き出しのつまみでも、100円ショップの小物でも使えます。大切なのは、指で押さえやすいことと、貼る面が平らであることの2点だけです。試作の段階では身近なもので十分です。
ただし、同じ形のスタンプを数そろえて使う場合や、お客様にお渡しする製品として仕上げる場合は、既製の台木のほうが見た目も押し心地もそろいます。ハンコパークスではゴム印製造資材(台木等)のカテゴリで、木製・アクリル製・T型などの台木を取りそろえています。
透明アクリルは押す位置が見やすく、木製は手になじみます。T型は握って何度も押す作業に向いています。台木の種類ごとの違いは、前回の記事「ゴム印の台木、どれを選ぶ?」で詳しくご説明していますので、あわせてご覧ください。
クッションスポンジは付けたほうがいい?
大判ゴム印シートには、オプションでクッションスポンジ(+550円)をお付けできます。下の断面写真の、上がデザインを彫るゴムの層、下がクッションスポンジです。
クッションがあると、押す面が多少でこぼこしていてもゴムがたわんで追従してくれます。布やダンボール、木の板など紙以外に押すことが多い方、また面積の大きな柄を押す方にはおすすめです。逆に、小さな柄を紙に押すだけであれば、なくても十分きれいに押せます。
きれいに押すための小さなコツ
インクは「たっぷり」ではなく「均一に」。スタンプ台に強く押しつけるより、台を軽くたたくようにして全体にインクをのせるほうがムラになりません。押すときは垂直に下ろして、2〜3秒そのまま静止させます。ぐりぐりと動かすと輪郭がにじみます。
使い終わったら、ゴム面のインクを乾いた布や湿らせたウェットティッシュで拭き取っておいてください。インクが固まったまま放置すると、細い線の溝が埋まって印影がつぶれてきます。ひと手間で、次に使うときの発色がはっきり変わります。
版下は、ブラウザだけで作れます
「まとめて1枚に作る」と聞くと版下作りが大変そうに思えますが、Illustratorは必要ありません。ブラウザ版下デザイナー(ゴム印・名刺デザイナー)を使えば、書体8種・住所印のプリセット・枠や図形を画面上で並べるだけで版下ができます。無料・登録不要でお試しいただけます。
Illustratorなどでご自分でデータを作られる場合は、次の4点を守っていただくときれいに彫り上がります。色は黒100%(K100)のベタで——グレーやグラデーションは再現できません。文字は7pt以上、線は0.2mm以上。原寸で、反転は不要です(反転はこちらで行います)。そして柄と柄の間は3mm以上あけてください。
できあがったデータはデータ入稿システムから送信できます。ai / eps / pdf / psd / jpg / png / zip に対応、最大10点・合計1GBまで。ご注文番号とお名前を入れてファイルを選ぶだけで、登録もログインも不要です。
切って、貼って、押す。このシンプルさが大判ゴム印シートの良いところです。就労支援の作業所さまでは、この「切る・貼る・押す」の工程がそのまま生産活動になっているという使われ方もしています。
なお、ハンコパークスは2026年10月2日のリニューアルオープンに向けて準備中のため、現在カートは「準備中」の表示になっています。お見積り・ご注文・製造委託のご相談は、お問い合わせフォームまたはフリーダイヤルで承っております。
今回ご紹介したページ
大判ゴム印シート(データ入稿・最大270×190mm)|サイズ・価格・1個あたりの目安はこちら
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ゴム印製造資材(台木等)カテゴリ|木製・アクリル・T型などの台木
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